2020年8月9日日曜日

映画「コーカサスの虜」を観て

1996年にカザフスタンで制作された映画で、コーカサスのチェチェン紛争を題材としています。カザフスタンやコーカサスについては、このブログの以下の項目を参照して下さい。
映画「ダイダロス 希望の大地」を観て(https://sekaisi-syoyou.blogspot.com/2017/09/blog-post_30.html)2012
映画「草原の実験」を観て(https://sekaisi-syoyou.blogspot.com/2019/05/blog-post_11.html)2014
映画でグルジア(ジョージア)を観て(https://sekaisi-syoyou.blogspot.com/2018/05/blog-post_16.html)
映画「厳戒武装指令」を観て(https://sekaisi-syoyou.blogspot.com/2018/05/blog-post_19.html)
 この映画の原作は、トルストイの「コーカサスの虜」で、ここで扱われている時代は19世紀で、それを現在のチェチェンに当てはめました。チェチェンの捕虜となった二人のロシア兵の村での生活、解放交渉などが主なテーマですが、ロシア兵は村人から憎まれるわけでも、警戒されるわけでもなく、淡々と過ごしています。戦争などくだらない、平和が第一だという、トルストイらしいメッセージが込められた映画でした。


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