2020年12月23日水曜日

「江戸・東京の「地形と経済」の仕組み」を読んで

 

鈴木浩三著 2019年 日本実業出版社

 言うまでもなく江戸は、家康が1590年秀吉の命令で江戸に入ってから、本格的な都市づくりが始まります。秀吉存命中はやや遠慮がちに、秀吉死後は大規模に、江戸の改修が行われました。改修は全国の大名に請け負わせたため、江戸には全国から、大名、家臣、職人、労働者が集まり、全国の物資が集まりました。改修はおよそ70年を要しましたので、ヒト・モノ・カネが全国をかけまわる流通システムが形成され、本書はこうした様子が、大変分かりやすく書かれています。

 私自身は東京に住んだことはありませんが、今までに数えきれないほど東京に行き、今まで何気なく見ていた地名などの背景をしり、本書を大変興味深く読むことができました。

 

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