2020年11月15日日曜日

時代劇を観て

 幕末太陽傳

 1957年に制作された映画で、かつて品川に実在した遊女屋である相模屋を舞台としたドタバタ喜劇で、日本映画史上で傑作の一つに数えられている映画です。幕末の動乱の中にあって、逞しく生きる町人の姿が描かれています。







たそがれ清兵衛

2002年に、山田洋次監督によって制作された映画で、原作は藤沢周平です。映画では、幕末におけるある(架空の)藩の下級武士の悲哀が描かれており、低迷する時代劇および日本映画の中で高い評価を得た作品です。







殿、利息でござる

2016年に制作された映画で、18世紀の仙台藩吉岡宿での宿場町の窮状を救った町人達の記録です。彼らの構想は、1000両という大金を8年かけて捻出し、その金を仙台藩に貸付けて、その利子で宿場を運営するというもので、その計画は1773年頃に成就されました。






サムライマラソン

2019年に制作された映画で、「安政遠足(あんせいとおあし)」と呼ばれる史実を描いています。幕末期に今日の群馬県ある小藩安中藩で行われた、今日風に言えばマラソン大会の顛末が、コミカルに描かれています。







武士の献立

2013年に制作された映画で、江戸時代における加賀料理の発展について述べています。加賀藩は百万石の大藩なので、将軍や他の大名への供応が多く、料理担当の武士たちもたくさんいました。映画では、料理担当の一人の武士が、抜群の味覚をもつ妻の協力を得て、加賀料理を発展させていきます。






天心

2013年に制作されて映画で、西洋美術が隆盛するなかで、日本美術の保護に生涯をかけた岡倉天心の生涯を描いています。国内の日本美術を保護し、日本画の画学生を指導し、多くの著書を著して、日本の美術を世界に伝えました。岡倉天心の、こえしたバイタリティあふれる生涯を描いています。












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