2018年10月15日月曜日

詩(7)(麻実)


光は何時も脇役だ。
 「何か」を照らす為に在る。
僕は光になって、
君を照らしたい。

逃げるのは疲れる。
嫌いな物から逃げ切る為に
全力を注ぐだなんて馬鹿ら
しい。
嫌いな物を好きになりさえ
すれば、
逃げる必要は無くなる。
逃げ切る努力をするか、
受け入れる努力をするか。
得る物が在るのは、
後者だけ。
鬼ごっこは、終わりだよ。

君の嫌いな君にだけ、
僕は心奪われる。

ああ、喉が渇いた。
水が欲しい。
無いなら、君の涙でも良い。

僕は君に飲み込まれたし

良い日でも特別な日でもな
かったけれど、
ありがとうを言いたい気分
でした。

君の言葉に傷付かない為の
鎧よりも、
傷付いた事を君に悟られな
い為の
笑顔の仮面を手に入れたい。

待たなくても、
探さなくても、
未来は勝手にやって来る。
来なくて良いよ。

もしも僕が、
大気の重さに堪え切れずに
砕け散ってしまったら、
破片を集めて繋ぎ合わせて。
僕は、まだ生きたい。

僕は弱過ぎて泣けない。

「私は弱くて構わない。
誰にも勝てなくたって良

い」。
強がりではなく、諦めでも
なく、
言い切る君の強さが好きだ。

魂と魂が直接触れ合ってし
まうと
余りにも痛過ぎるから、
此の肉体が存在してる。

君を傷付ける事が出来るく
らい、
君にとっての大きな存在に
なりたい。
君を傷付けてみたい。

君と僕にだけ通じる言葉で
話そう。
君を好きだと叫ぶ為に、
周りの目を気にする必要な
んて無い。
僕の言葉は君にだけ届く。
君にだけ届け。

全てが大吉だけのおみくじ
のような、
そんな優しさだけの神様は
要らない。
叶わない夢を、
叶うかもしれない、
なんて言わなくていい。
叶わない夢は、
叶わない、
と言えばいい。
そして、
それでも諦め切れずに歌い
続ける僕を、
馬鹿な奴だ、
と笑いながら見守って。
欲しいのは、
そういう神様。

生き急ぐ君の歩みを止める
野に咲く一輪の花に、
僕はなりたい。

信じて欲しい
信じてみたい

此処で追えない夢ならば、
何処へ行こうと叶わない。



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