2019年1月9日水曜日

ハングルを創った国王 世宗大王の生涯

板倉聖宣著 2007年 仮説社
 世宗は、朝鮮王国(李氏朝鮮)の第3代国王で、ハングルを創った国王として有名です。
韓国のテレビドラマに「大王世宗」というのがあり、是非観たいと思ったのですが、全80話以上あって観る気力を失いました。
 文字は世界の多くの地域で発明されますが、ほとんどの文字は長い年月を経て生み出されてくるのに対し、ハングルは人工的に生み出された文字で、世界にこのような例はありません。当時の朝鮮では読み書きには漢文が使用されていたため、一般の民衆が読み書きを行うことはほとんど不可能でした。この点では日本も同様なのですが、日本では、長い年月をかけて仮名が生み出され、民衆に文字が定着していきますが、日本の場合漢字と仮名を組み合わせて使用しため、世界でも最も複雑な文字体系となってしまいました。
 われわれは世宗といえばハングルを思い浮かべますが、実際には農業改革など最新の技術を用いた改革を多数行っています。本書は、そうした多くの改革を具体的に扱っており、大変参考になります。しかし本書は、世宗の導入書としてはよいのですが、内容的には少し物足りません。ところが、日本では世宗に関する本が意外に少なく、また連続・テレビドラマの方はやたらに長く、適当なものがなくて困っています。

 

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