世界史逍遥
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2020年12月23日水曜日
「江戸・東京の「地形と経済」の仕組み」を読んで
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鈴木浩三著 2019 年 日本実業出版社 言うまでもなく江戸は、家康が 1590 年秀吉の命令で江戸に入ってから、本格的な都市づくりが始まります。秀吉存命中はやや遠慮がちに、秀吉死後は大規模に、江戸の改修が行われました。改修は全国の大名に請け負わせたため、江戸には全国から...
2020年12月12日土曜日
「東海道・中山道」を読んで
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新田時也編著 2019 年 静岡新聞社 東海道と中山道は、江戸時代に、江戸と京・大坂を結ぶ大動脈であり、多くの旅人がこれらの街道を通って東西に移動しました。本書は、十返舎一九の「東海道中膝栗毛」や安藤広重の浮世絵などを通して、当時の街道の様子を分かりやすく述べています。ただ...
2020年11月4日水曜日
「東海の神々を開く」を読んで
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森浩一など著 2009 年 風媒介社 本書は、東海の神社に祀られる神々や、東海の考古学的研究を扱った専門書で、私にはほとんど理解できませんので、私が関心のある部分だけをつまみ食いしました。 日本における神社の数は数えきれないでしょう。私が住む小さな町にも、 8 か所も神...
2020年10月11日日曜日
「図説 神道」を読んで
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三橋健著 2013 年 河出書房新社 日本の神話や国家神道は、戦前における天皇制を正統化するために用いられたため戦後は神話や神道に触れることはタブーとされ、私もこれらの分野について無知でした。最近神話については多少勉強しましが、神道については、相変わらず無知のままです。今...
参勤交代について読んで
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久住祐一著 2019 年 インターナショナル新書 本書は、三河吉田藩の目付け役の記録をもとに、江戸時代に行われた大名の参勤交代の実情を再現しています。ただ、私自身としては、参勤交代そのもより、舞台となった三河吉田藩 ( 豊橋 ) の方に興味があります。豊橋には、以前仕事で...
2020年8月10日月曜日
「図説 台湾の歴史」を読んで
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周婉窈 (Wanyao Zhou) 著 濱島敦俊監訳 2007 年 (2013 年増補版 ) 平凡社 本書が出版されるまで、台湾には「台湾の歴史」がなかったそうです。台湾は、 1945 年に日本が敗戦した後、再び中国領となり、 1949 年に 蔣介石 が率いる中国...
2020年8月9日日曜日
「学校では教えてくれない世界史の授業」を読んで
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佐藤賢一著 2018 年 PHP 本書のタイトルは、長年世界史を教えてきた者には、聞き捨てならない内容です。筆者が追求するのは「ユニヴァーサル・ヒストリー」だそうです。「ユニバーサル」というのは、一般的には「普遍的」というような意味で用いますが、筆者はこの言葉の語...
1 件のコメント:
「ジョン万次郎」を読んで
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中濱武彦 2018 年 ロング新書 著者は万次郎の直系の曽孫です。万次郎は土佐の長浜で生まれ育ったことから、帰国後長濱万次郎と改名し、その姓が著者の姓に受け継がれているわけです。 万次郎の人生は、幸運だったのか、不運だったのかよく分かりません。 1841 年に...
2020年7月27日月曜日
「自伝を読む」を読んで
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斎藤孝著 2014 年 筑摩書房 本書は、世界の 14 人の人物の自伝をとりあげ、一人の教育者として、自伝を読むことの重要性を訴えています。著者によれば、本は人格であり、そこに著者のメッセージがありとすれば、「自伝」というのは、著者の魂を結晶させた、まさに本の中の...
2020年7月26日日曜日
「ベトナム戦争と私」を読んで
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石川文洋著 2020 年、朝日新聞出版 筆者は、長年ベトナム戦争を撮り続けてきた写真家・ジャーナリストで、多分私も過去に、筆者の写真や文章を見たことがあるだろうと思います。私の世代の青春時代はベトナム戦争とともにあり、新聞には毎日「ベトコン」「北爆」「エスカレート...
2020年7月25日土曜日
「こうして歴史問題はねつ造される」を読んで
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有馬哲夫著、 2017 年、慎重新書 「古事記」「日本書記」以来、歴史のねつ造は世の常であり、ねつ造をいかにして正すかは、歴史家の主要な役割の一つです。「歴史 = 記述された歴史」には当然多くの誤りがあり、歴史家の人となりも歴史書に反映されるでしょうから、絶対的な歴...
2020年7月24日金曜日
「キューバ現代史」を読んで
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後藤政子著 2016 年 明石書店 キューバ現代史といえば、カストロの歴史そのものであり、彼は本書が出版された 2016 年に死亡しました。私たちの世代にとってカストロは、毛沢東やホー・チ・ミンなどともに英雄でしたが、彼らの実像が明らかになるにつれ、その英雄像は...
2020年7月23日木曜日
「哀しみのダルフール」を読んで
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ハリマ・バシール & ダミアン・ルイス著 2008 年、真喜志順子訳、 PHP 研究所、 2010 年。ハリマ・バシールというスーダンの女性がジェノサイトに遭遇してイギリスに亡命し、そこでダミアン・ルイスという高名な作家・映画監督の協力を得て、本書を執筆しました...
2020年7月22日水曜日
「地質学者ナウマン伝」を読んで
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矢島道子著、朝日新聞出版、 2019 年 明治政府は、西欧の学問を学ぶため、日本人を欧米に留学させるとともに、欧米人をお雇い学者として、日本に招聘しました。ナウマンはドイツの地質学者で、 1875 年(明治 8 年)に日本についた時、彼はまた二十歳でした。彼を含むド...
2020年7月21日火曜日
「青年渋沢栄一の欧州体験」を読んで
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泉三郎著、 2011 年、祥伝社 渋沢栄一の業績はあまりに多岐にわたり、何を主要な業績といってよいのか分かりませんが、銀行の設立や多数の株式会社の設立などの業績から、 2024 年から彼の肖像が1万円札に使用されることになっています。かれについては、このブログの「映画で...
2020年7月20日月曜日
「ヴェネツィアと水」を読んで
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ピエロ・ベヴィラックワ著 1995 年 北村暁夫訳 2008 年 岩波書店 ヴェネツィアに関る本は、私も過去に多数読み、ヴェネツィアと水との関係についてもよく知っているつもりですが、本書はヴェネツィアと水との関係だけを論じています。ヴェネツィアは河川から流れ出す土砂...
2020年7月19日日曜日
「大英帝国は大食らい」を読んで
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リジー・コリンガム著 2017 年 松本裕訳 河出書房出版 2019 年 大英帝国が及ぼした影響については、今までに何冊もの本を紹介してきました。そして今回は、大英帝国と「食」についてです。世界にはさまざまな食文化が存在し、例えば中国内部だけでも、多様な食文化が...
2020年7月18日土曜日
「倭人伝を読み直す」を読んで
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森浩一著 2010 年 ちくま新書 中国では、前漢の司馬遷の「史記」以来、歴代の王朝で「正史」が編纂されました。「正史」の多くは国家によって編纂されたものですが、司馬遷や陳寿のように個人で編纂されたものが、後に正史となる場合もあります。「倭人伝」は、 3 世紀末に陳...
2020年7月17日金曜日
「数学の大統一に挑む」を読んで
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エドワード・フレンケル著 2013 年 青木薫訳 文藝春秋 2015 年 著者は、旧ソ連で生まれ、数学に卓越した能力を発揮しましたが、ソ連では数学で職をえることは困難でした。しかし幸運にも彼の論文がアメリカのハーバード大学の教授の目に留まり、彼はハーバード大学に...
2020年7月16日木曜日
「ドゴールを」を読んで
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エリック・ルーセル著 2008 年 山口俊明・山口俊宏訳 祥伝社 ドゴールはフランスの軍人・政治家で、第二次世界大戦中にロンドンに亡命政府を樹立してドイツと対抗し、ドイツ敗北後、ドゴールは救国の英雄としてフランスに凱旋します。戦後彼は第五共和制を樹立し、大統領とし...
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